「四月のフンザ」を思い浮かべさせる風情豊かな桃色。カシミール・ピンクサファイア大粒2.16ｃｔ

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「四月のフンザ」を思い浮かべさせる風情豊かな桃色。カシミール・ピンクサファイア大粒2.16ｃｔ

「四月のフンザ」を思い浮かべさせる風情豊かな桃色。カシミール・ピンクサファイア大粒2.16ｃｔ

【SERAPH&Co.】ジェム・コレクション

北カシミール・桃源郷フンザ渓谷での新たな発見。

ピンク・カシミールサファイア2.16ｃｔ

宝石名：サファイア

石目：約2.16ｃｔ

シェイプ：オーバルファセットカット

サイズ：約8.32ｘ6.25ｘ4.66mm

産地：パキスタン・北カシミール地方

※このルースは日本ではデータが少ない為、産地同定鑑別は現状では不可能です。
SWISS-GRS、AIGS、もしくはGIAやギュベリンに依頼する事となります。
通常の非加熱鑑別は可能です。

ソーティングは提携鑑別ラボ（GIA/GG FGA)にて￥2100、鑑別書移行は￥3150、
端成分認知の為の蛍光Ⅹ線分析は￥3150にて承ります。
全宝協、中宝研などの鑑別書取得も実費にて行います。
ダイヤモンドの場合、勿論グレーディング（鑑定）も大手で代行。
それぞれ当社からラボへの往復送料が￥1050別途必要です。
産地同定等特殊な鑑別にはそれぞれ別途費用が掛かります。

※複数石の場合は個別に料金が掛かります。

コメント

当社で様々なリサーチを行っている南北カシミール産出のルビーやサファイア。

今回ご紹介するピンクサファイアは、北カシミール地方のスカルドゥと言う場所から産出した
ピンクサファイアとなります。

地理的にはこちらをご参照下さい。
これを見ると暫定国境線を挟んでシュリナガルとは200ｋｍも離れていませんし、直ぐに
ジャンムー・カシミール地方です。ご存知ジャンムーはブルー・カシミールサファイアの産地。
ところが100年前の記録によれば、ブルーの他にピンクも産出していた事実が有ります。

この辺りの土地は近代鉱物学が固まって以来、紛争等が絶えず、又険しい山岳地帯の間の
渓谷が殆どの為（大ヒマラヤやカラコルム、ザンスカール等の山脈間）、
まだまだ研究が進んでいないのです。

さて今回の2.16ct。海外の鑑別機関ではルビーと出す所も有るでしょう。濃いピンク。
若干のオレンジが噛んでいますので、パパラチャと出す鑑別機関も有るでしょう。
ですがこの色は正に4月のフンザ渓谷の色。
杏の花咲き乱れる渓谷の街の色です。

微小インクルージョンによる「シルキー」で「ベルベティ」な優しい雰囲気のピンク。
見る角度によって色の変化を感じられる辺りは、フーシャ・カシミールサファイアと非常に
似ています。自然の美しさに満ちているからかも知れません。

４月には杏の花が咲き乱れる大ヒマラヤの麓、フンザ渓谷