この石種としては驚きのサイズと色。しかも「新産地」です。パキスタン産デマントイド・ガーネット3.12ｃｔ

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この石種としては驚きのサイズと色。しかも「新産地」です。パキスタン産デマントイド・ガーネット3.12ｃｔ

この石種としては驚きのサイズと色。しかも「新産地」です。パキスタン産デマントイド・ガーネット3.12ｃｔ

【SERAPH&Co.】ジェム・コレクション

デマントイドとしては新産地。しかも3.12ｃｔとデマントイドとしては「劇レア」大粒サイズ。プレミアムストーン。

デマントイド・ガーネット3.12ｃｔ

宝石名：ガーネット

石目：3.12ｃｔ

シェイプ：オーバルファセット

サイズ：9.64ｘ8.55ｘ5.01

産地：パキスタン

※日独宝石研究所の鑑別書が添付します（無料）

ソーティングは提携鑑別ラボ（GIA/GG FGA)にて￥2160、鑑別書移行は￥3240、
端成分認知の為の蛍光Ⅹ線分析は￥3240にて承ります。
全宝協、中宝研などの鑑別書取得も実費にて行います。
それぞれ当社からラボへの往復送料が￥1080別途必要です。
※複数石の場合は個別に料金が掛かります。

コメント

カラードストーン好きなら、その名前は知らないはずがないデマントイドガーネット。

最も有名な産地としてロシア・ウラル産、カナダやナミビア、マダガスカル、はてはイタリアなど、
その産地は割合と数多く報告されている宝石です。

しかしそもそもガーネット自体は多産で購入しやすい価格のものが殆どに対し、デマントイド、
つまり緑色でクロムが入ったアンドラダイト・ガーネットは、その生成条件が稀なため基本的に
希産です。

デマントイドが有名になったその一因としてインクルージョンが有ります。これは蛇紋岩が風化し
石綿上になった中でデマントイドが生成される中でクロマイトのコアが放射状になったインクルージョンが
出来、それが「ホーステイル・インクルージョン」と呼ばれ人気が出たものです。

殆ど一部（マダガス産はクロム無しのスカルン鉱床起源）、デマントイドは蛇紋岩起源ですから、
ホーステイルとは言わないにしてもホーステイルの様なインクルージョンは入ります。
どこまでどう呼ぶかでしょうが、いずれにせよインクルージョンを楽しむ宝石であるのは
間違いありません。

今回は多めに撮影しております。
又、自社鑑別でどう考えてもデマントイドでしたが、新しい産地の石ですから日独宝石研究所さまにて
鑑別所を取得致しました。こちらは無料で添付致します。

さて、3.12ｃｔです。
デマントイドは生成条件的に「宝石質の大粒」が非常に少ない宝石です。世界最大のカット
ルースが9.8ctほどですから、透明質で大粒がいかに少ないか分かります。

インクルージョンは繊維状インク、直線状インク、それに液体フィンガープリント状インクと、
お約束的なものです。デマントイドは非常に屈折率が高いため、写真の様に屋外撮影しますと
シャープに見えますが、この石はインクルージョンが絶妙ですから室内では優しい雰囲気。
これもこの産地のデマントイドの特徴かも知れません。しかも非常に色乗りがいい固体です。
黄色味が少ない良い色です。指に乗せると、指の黄色味が反映されますね。

現在のところパキスタンではまずコヒスタン地域から産出報告が有り、次にノーザンエリア、
ギルギットバルティスタン州からの報告が有りましたが、この石、
実はカガーン・バレー産と言われています。そうです、フーシャカシミールサファイアが出る地域。

カガーン・バレーからの産出報告は今のところ有りません。
現地ジェモロジストの皆さんの報告を待っているところです。

夢のあるお話ですよね＾＾。

それでは、ご検討宜しくお願いいたします。