ロシア革命以前の石と思われます。ウラル産デマントイド・ガーネット大粒1.72ｃｔ

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ロシア革命以前の石と思われます。ウラル産デマントイド・ガーネット大粒1.72ｃｔ

ロシア革命以前の石と思われます。ウラル産デマントイド・ガーネット大粒1.72ｃｔ

【SERAPH&Co.】ジェム・コレクション

1853年から1917年の間に採掘、カッティングされた石だと推測されます。

ロシア・ウラル産デマントイド・ガーネット1.72ｃｔ

宝石名：ガーネット

石目：1.72ｃｔ

シェイプ：オーバルファセット

サイズ：7.90ｘ6.41ｘ4.60

産地：ロシア

ソーティングは提携鑑別ラボ（GIA/GG FGA)にて￥2160、鑑別書移行は￥3240、
端成分認知の為の蛍光Ⅹ線分析は￥3240にて承ります。
全宝協、中宝研などの鑑別書取得も実費にて行います。
それぞれ当社からラボへの往復送料が￥1080別途必要です。
※複数石の場合は個別に料金が掛かります。

コメント

カラードストーン好きなら、その名前は知らないはずがないデマントイドガーネット。

最も有名な産地、ロシア・ウラル産です。ウラルのデマントイドは1991年のソビエト連邦崩壊により、
採掘が再開され市場に出回るようになりましたが、そもそもは1853年の鉱床発見から1917年の
ロシア革命まで採掘されていた石が僅かに市場に有るだけの幻の宝石でした。

今となっては古いか新しいかを見分ける術も有りませんが、唯一見分けられるとしたらそれは
カッティングです。カッティングエッジなどを観察しますと古いものかどうかがある程度推測可能。
それと処理の有無です。

新しいウラル産デマントイドの多くは鮮やかな緑を出すために加熱処理されていますが、古いものは
それがなされていません為、若干黄色味を帯びたグリーンが多いです。そもそもデマントイドは
エメラルドの様な緑は少なく、黄色や茶褐色、パロットグリーンが殆ど。
しかし19世紀ヨーロッパではぺリドットやクリソベリルが大人気でしたので、デマントイドの色は
どの色でも人気が出たのです。

さて今回の1.72ｃｔ。典型的なデマントイドです。
高い屈折の石ですが単屈折な為インクルージョンが無いと少しのっぺりした輝きになるのですが
そこはデマントイドです。インクルージョンが良い方向に作用して、日中の輝きはギラギラ。
デマントイドはその殆どが0.5ｃｔ以下のルースですが、この1.72ctと言うサイズも非常に希少です。

当然デマントイドですからクロム含有。白熱灯の下ではオレンジ色が強くなります。

宝石を見て歴史を感じられる。そもそも宝石は何万年もの時を経て出来た地球の産物。
それに加え「人の歴史」をも感じられるルースです。

それでは、ご検討宜しくお願いいたします。